ごめん、やっぱすき

うまく言えないけど。

山田さん vs 伊野尾さん~美しさ編~

まず最初に私は対比厨である。背中合わせ、隣り合わせの何かについて語りたくてたまらない病気であるということについて理解しておいてほしい。もしもあなたの考えとズレていてもこれはそんな病気の患者による、ただの戯れ言だと思って欲しい。

今回は我らが絶対的センター山田涼介、そしてついに始動した最終兵器伊野尾慧について語りたい。

美しさという点においてツートップを張るこの2人。しかし多くの方が気付いている通りそのベクトルは全く別の方向に最大値を叩き出している。

山田さんといえば言わずもがな我らがHey!Say!JUMPの絶対的センターでありながら努力を怠ることは絶対にしない。そのストイックさはさながらあの国民的大スター、嵐のMJ先輩のようである。

今年2月に発売されたsmartのDVDにRide With Meが収録されている。ライトを浴びながら無音で踊り、一瞬の静止の後に繰り出される奇跡。

「光のないこの世界を」というフレーズを歌いながら一本のスポットライトをその身に受ける山田さんはまさにそんな世界において自身が光としてその全てを請け負おうとする神そのものだった。

その姿はこれまでけして平坦な道のりではなかっただろうHey!Say!JUMPというグループにおいて、常に先頭を走り続けプレッシャーを背負い続ける山田さんの驚異的な精神力、強さこそが美しさであると体現しているかのようだった。

では次に伊野尾さんについて考察してみる。

大抵のヲタクにとって涙ながらに読むものとして位置づけられている読み物、Myojoの1万字インタビュー。掲載されるジャニーズは皆このインタビューで自身の苦悩や挫折などネガティブな部分を見せている。しかし伊野尾さんの1万字インタビューは圧倒的にゆるい。普段の姿と何ら変わりない、へらへらふにゃふにゃとした話し方、語り口、眠たそうなお顔だった。

思い返してみればこんなこともあったかな、なんてふわっと笑う伊野尾さんを見ていると胸が締め付けられそうでは済まされないほど苦しくなる。

伊野尾さんの美しさとはまさにその締め付けられそうな苦しさだと思う。山田さんの絶対神のような強烈な光に対し、伊野尾さんはあまりに儚い。確かに煌めいてはいるのだが、どこまでも真っ白な世界で光源である伊野尾さん自身でさえその一部として飲み込まれてしまいそうに不安になる。端的に言えば閃光と木漏れ日、だろうか。

これは私が伊野尾さんにハマった頃のツイートである。
自分で見ても気持ち悪さの塊だが今でも私はこの視点から二人を見ている。見ずにはいられない。

このままでは過剰摂取になる…危ない!見てはいけない!と思っているのに一瞬たりとも目をそむけることを許さない暴力的な光である山田さん。対して、一瞬でも目を離したら消えてしまうのではないか、と不安になって瞬きすら出来なくなる光をもつ伊野尾さん。(恐らく伊野尾さん自身はこの心理を自覚していながらこのような振る舞いをするので山田さんよりも狡猾な暴力性を持っている)

どちらも目をはなすことが出来ない暴力的な光であるという点では同じなのにこんなにもベクトルの違う二人が他にいるだろうか。

今回は美しさという点に絞って対比したのだが冒頭で二人のプロ意識について少し触れたように「プロ」へのアプローチの違いもベクトルが違うように思う。

正直な話この二人は陽子、反陽子だと考えているので合わさった場合は核爆弾級の破壊力なのだと思う。(だいぶ頭が沸いている)

それを証明したのが、先日のいただきハイジャンプ記念すべきレギュラー第1回目である。この二人が初めてタッグを組んだのである。

これまでスタジオでは隣り合わせに並んでいた。しかしそれは他のメンバーを経由する関わりであることによって安全を保っていたに過ぎない。VTRの冒頭から、山田さんが伊野尾さんを拒絶する発言を連発していた。あの発言は絶対神としてその爆発的な衝撃から我々愚民を守らねば、という慈悲深さからのものだと考えている。

画面に神が2人で映っていることの禁忌を目にした私達はどうなったであろう。核爆弾に被弾した私達は無力だった。欲を言えば司令塔がどうたらサポートがどうたらではなく2人で何かして欲しかったと思うが今回でさえこれだけの衝撃にぶち当てられたのだから、もしもそんな展開のミッションだったならば私達は今息をしていなかったのだろう。いただきハイジャンプのスタッフはとんだマッドサイエンティストとしか考えられない。(褒め言葉)

最終兵器伊野尾さんのメディア露出が増えたことにより前列やセンター脇、センターバックなど絶対的センター山田さんの近くにポジションをとることが多くなった。ベクトルの違う神が真正面から向き合ったとき我々はどうなるのだろう。いくら思いを巡らせ、抗おうとしても立ち向かえない程の衝撃にぶち当てられるその時を私は心待ちにしている。