ごめん、やっぱすき

うまく言えないけど。

赤ちゃんがいる…!

ヲタ卒に関しての記事からだいぶ期間が空いてしまったけれど私に舞い降りた奇跡について記録しておきたい。この記事もまたダラダラとただの気持ち悪いヲタクが語っているだけなので完璧な自己満足であることを念頭に置いて欲しい。

毎日毎日見飽きることなくDVDを見続けていた。トイプードル有岡の可愛さも落ち着きやっと全体に目を向けられるようになってきたとき、私はまさに全体での美しさという点を堪能するために後半のダンスパートを再生していた。

山田さんの一声で始まるその後半部分。アイドルというより男らしさ。男らしさというにはあまりにもワイルド。けれど雄っぽいというと山田さん相手ではどうにもチープに感じられてしまう。とりあえずアダムっぽい。この世の男性全てが山田さんから始まったのでは??というような錯覚(だいぶ頭が沸いている)に陥るほどのかっこよさだった。

これはこれで人類の奇跡ではあったのだが私にとっての奇跡はもう少し後だった。

全員が可動モニタの前で横1列に並び踊っていく中でそれぞれのソロカットが映し出される。私の奇跡はたった一瞬のソロカットだった。全員が殴りかかりそうな勢いのように力強く、けれどどこか諦めにも似た繊細さを織り交ぜながら踊るその中にひとり、赤ちゃんがいた。

青いライトに照らされながら踊るその人はまるで首が座っていない生後3ヶ月未満のような不安定な動作だった。あまりの衝撃に巻き戻してもう一度その一瞬を見た。…やっぱり首が座っていない。何度も何度も巻き戻した。首が座っていない…?という思いから、首が座っていない!!!という確信に変わった。見れば見るほど赤ちゃんにしか見えない上にきらびやかな衣装に負けないほど白く輝くその細い腕があまりにも美しく、儚く思えて胸が苦しくなった。

先程の山田さんがアダムならこの人はイヴだ!!!!と興奮した。

これが私に舞い降りた奇跡、つまりは私と伊野尾慧の出会いである。

以降私はまた最初から再生し改めて伊野尾慧の部分を巻き戻しては再生、もしくは一時停止し、食い入るほど見まくった。もう世界が一変したようだった。BESTコーナーにおけるバザバサの髪、うるうるでなんにも知らないまま工場で違法労働させられていそうな瞳(何度もいうが頭が沸いている)、キメればキメる程崩れる表情…一挙一動が天使の振る舞いだった。

まるでドミノのように転落していく人生だった。あらゆる画像や動画を見漁り映像を中心にCDやDVDを揃え、気付けばsmartのDVDを買った2ヶ月後にはファンクラブに入りその1週間後には東京グローブ座で自身の号泣によって双眼鏡を曇らせていた。

こうして文章にしてみると自分の思考の気持ち悪さにだいぶ引いた。こんなのを最後まで読んでくださった方が私に向けるであろう軽蔑の目を考えると明日が来ることが怖いが、爽やか好青年裕翔くんが明日へのエールをくれているので頑張って生き抜こうと思う。閲覧ありがとうございました。